【IT】「ゴールドマンサックスの友達と銭湯行って満足度高かった!!」が本質情報なわけないだろ。 ~IT/業務系 本質情報まとめ~
導入・問題意識
こんにちは!
Twitterの可愛いOLキャラでお馴染み、芦田マラちゃん(@mara_ashida_)です!
毎日、二郎インスパイアのラーメンがうめぇうめぇって言いながらインスタやってます!!
体型がデブなのは渡辺直美リスペクトとかじゃねぇから!!!
これが私らしさだから!!!
★前置きが長いのでメインに行きたい方はこちら(サイト内遷移)。
さてね。以下、真面目系のblog。
「情報の海」。。。。。
- 乱立するIT系のプラットフォームやBlog
- キュレーション・アグリゲーションされたN次情報
- ポジショントークの行き過ぎた広告記事
これらの情報がSNSで拡散・増殖する情報社会。
「量が質を隠蔽する」と感じることの方が多いかもしれないが、
一方で、情報の量的拡大は、情報の質的充実をもたらす。
情報の質を向上させるのも、情報の拡散がきっかけであり、
拡散された情報が多くの人によって議論されて、
その結果、新しい情報の生産・情報の取捨選択がさなれる。
また、SNSの発達は、情報の量的拡大を加速させると同時に、我々の情報の受け取り方も変えたと思う。
具体的に言うと、Twitter等のTLでRT情報が流れてくるのを
アホ面してぼんやり待つだけになるような態度が多くなったと思う。
その結果、受動的に情報を得て、断片的な情報を鵜呑みするクセがついてしまう。
そうならないために、
「自身に必要かつ正確な情報を能動的に探し出し、考え、真贋を判別するスキルも要求されている」と感じる。
何だか、「情報の(量的)非対称性」が縮小していく社会では、「1を聞いて10を知る」よりも、
「10を聞いて1を知る」ことの方が重要ではないかとも思える。
(勿論、高度に専門化された業界・社会、ビジネスという文脈では、「1を聞いて10を知る」ような洞察力が求められると思うが。。。)
本題
前置きはさておいて、
低品質で断片的な情報が、フローとして大量に拡散される社会において、
陳腐化の波に耐えうるような、体系的な情報を理解し、ストックすることの重要性を痛感します。
というわけで
世間一般(?)で言われる「本質情報」を本Blogでは、
下記要素からなるものと定義し、
ITエンジニアとしてスキルアップにつながるような「本質情報」を蓄積・公開していきたいと思います。
-
【空間的要素】体系性がある
(≒断片的・分散的ではない、2つ以上の立場からの議論がある、点ではなく 2つ以上の要素が線・面・立体的な関連性を示している) -
【時間的要素】時間の経過とともに陳腐化されない
(≒一過性ではない、歴史性がある、原理的である、高度に抽象化されている、時間的普遍性がある)
本Blogでは
「ゴールドマンサックスの友達が、神田にある、銭湯をべた褒めした!!!満足度たけぇ!!!」的な情報は本質情報とは言いません。
キラキラしてないし、エリートでもないBlogでございます。
(何のことか分からない人はTWにて「@oolong_ta ゴールドマンサックス」で検索してみよう!!)
改めまして、下記目的で本Blog記事を更新していきたいと思います。
・本質的な情報を備忘録として公開する。
<Target>
・エンジニア向け。自身の備忘的側面が強いですが、エンジニアに必要な知識としてご参考ください。
<特記>
・週次くらいの頻度で更新します。どんどんRichにしていきたいと思います。
(つーか、感覚的に「本質情報」って言葉が少しキモい。オタクが連呼しているのがキモいだけかもしれんが。)
【時間的要素】って記載しておいて定義するの難しいなと思いますね。論理を追及すると哲学的な次元になりそうな気がする。。。
ちなみに法律等の学問では、何かの概念を定義する際、
①積極的に定義する方法と②消極的に定義する方法の2つがあります。
例えば、全体集合Uがあるとき、集合Aを定義したい場合
・全体集合U = {a,b,c,d,e}
・集合A = {a,b}
①集合Aの要素 {a,b}を積極的に明文化する方法
②「Aの補集合{c,d,e} ではない」、つまり、「集合Aは{c,d,e}ではないこと」と定義する
大半が①の方法を採用していると思いますが、抽象性が高い分野では②のような【控除説】も登場します。
目次
下記の通り、①テクニカル系と②ヒューマン系を主軸にした構成にしています。
目次に対し、サイト内リンクを設定したので、ご利用ください。
No | タイトル |
---|---|
1 | 【テクニカルスキル】IT系 |
2 | 【テクニカルスキル】業務系 |
3 | 【ヒューマンスキル】スキルアップ・キャリア系 |
4 | その他・教養 |
Skillの俯瞰図は上記の通りです。厚労省の「ポータブルスキル活用研修」やMBAのカリキュラムを元に作成しました。どこの分野に関する記事なのかを意識すると、腹落ちすると思います。
なお、昨今、AIや機械学習などが流行しており、データ分野は重点的に記事を追加していきたいと思います。
No.1 【テクニカルスキル】IT系
SQL2019/02 読了
SQL2019/02 読了
SQL2019/05 読了
- データレイクとデータウェアハウス(DWH)の違いに言及した記事。既存のDWHは構造化データ向き、データレイクは非構造化データ+構造化データ向きという整理。
-
スケーラビリティに富むPublic Cloud(例:AWSのAmazon S3(Simple Storage Service) など)でデータレイクを構築する例がある模様。
【ZOZOTOWNのDWHをRedshiftからBigQueryにお引越しした話】
DB2019/05 読了
- DB設計/データモデリング=物理設計・論理設計と明確に定義している点で読み手にフレンドリーな記載となっている。
- 論理設計の要諦(①エンティティ②関連③属性④関連の多重度⑤正規化)のさわりについて言及している点で、体系性を理解しやすい
クラウド2019/05 読了
ASCII.jp:エンジニアが知っておくべきクラウドの7つのこと
コーディング2019/04 読了
- 統計局のサイトで信頼度は高い。pdfのテキストがあり、初級・中級・上級に分かれている。統計・データ分析に関して体系的な知識を学べる。変なまとめサイトを見て、断片的な知識を得るよりもいいと思う。
- サイトTOP:http://www.stat.go.jp/dss/
データ分析Python2019/06 読了
-
【読みどころ】数式を視覚化・Visualizeしているという点。
①平均値(算術平均/mean):シーソーの支点と同義。
②偏差:平均値(シーソーの支点)を基準0に置いた際の各データ(重り)の位置(※正負入り混じる値)
③分散(variance):データのバラつき具合、偏差(矢印)を2乗した値の算術平均(※2乗しているのは、②偏差の正負符号を絶対値に変換するため)
④標準偏差(Standard Deviation):分散の平方根を取った値(※③分散は、②偏差を2乗しているため、2乗を元に戻したようなイメージ) -
【感想】私の1個年上という。尊敬。数式・文章を直観的に理解できるように視覚化している点が秀逸。
【TOP】「AI」エンジニアになるための「基礎数学」再入門
AI2020/02 読了
- 【読みどころ】①AI(人工知能)=Machine Learning(機械学習)としたうえで、AIで解決すべきビジネス課題を見つけるために、「あなたのビジネスでは、人間が何を予測していますか?」という問いを検討するべき。AI(=機械学習)とは、予測するためのツール!②意識的に予測しているもの/無意識的に予測しているもの/予測しても意味がないもの という分類で課題設定を行うべき。
- 【感想】「課題を解決するためにAIを使う必要はありません。使わなくても解決するならば、使わないほうがいいでしょう。トイレットペーパーを切るときにハサミを使う必要はないのです。」という記載からバランス感覚が窺われる。AIって何に向いているかということが端的にわかる良記事。
UI/UXデザイン2019/06 読了
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【読みどころ】①オブジェクトベース(モードレス)とタスクベース(モーダル)の違いを理解する各種事例②コレクションビューとシングルビューの設計③レイアウトとインタラクション(イベント・画面遷移)など。
「ユーザーは業務という線形の一本道ではなく、仕事空間を自由に探索し、そこにマップされた概念物たちと直接向き合うことになります。事業体において、オブジェクト(主要な概念物)は変化しにくく、タスク(業務)は変化しやすいのです。だからタスクベースのUI構成は複雑化しやすく、すぐに破綻してしまいます。」 - 【感想】エンジニア必読!感覚的・経験的に行いがちなUI設計を科学的手法で行う。再現性・汎用性のある記載。大変示唆に富む記事だと思います。
UI/UX2019/03 読了
- 体系性には欠けますが、自身なりの画面設計方針を構築する上での材料になります。
- 「10.マニュアルは読まないと思ってよい」は、対応策が参考になります。
UI/UXデザイン2019/05 読了
- UIにおけるアイコンの役割=「ユーザーに表現したい対象の概念を直感的に理解させる記号であると同時に、サービスやコンテンツ独自のコンテキストを付け加えたもの」
- 普段意識しないアイコンに関する、気付きの多い記事。ちなみに、私は普段、ツール開発やPPT資料の作成でも意識して取り入れてます。
IT2020/03 読了
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【読みどころ】
①社内広報活動を展開して従業員が積極的に参加したくなるようなムード作り(社内報にマンガ形式で業務プロセス改革やRPAについて分かりやすく解説するコンテンツ)
②経営トップ自らが活動の意義や重要性について発信する
③組織横断型の推進部門CoE(Center of Excellence)の設置+現場部門にもRPAの推進チームと「キーパーソン」を任命
④クリエーターの資格試験で開発資格を付与・ガバナンス
⑤管理職に向けて業務プロセス改革に関する教育や啓発
⑥社内RPA相談窓口(開かれた情報基盤とコミュニティー)の設置
⑦社内イベント、資格認定制度でモチベUP - 【感想】RPAの啓発活動や、開発・運用の体制作り、ガバナンスの維持、教育体系の構築、情報を共有できる場の設置、現場のモチベーション維持のための工夫。RPAに限らず、新しい仕組みを組織的に導入し、定着させるための本質的なプロセスが読み取れる。
No.2 【テクニカルスキル】業務系
会計2019/05 読了
- 金融系エンジニア必読かと。B/S(ストック)とP/L(フロー)の違いなどが滅茶苦茶腹落ちする。簿記のテキスト読む前に絶対読みたい。
- 証券の現場でP/Lの計算をするEUCツールは山のようにあります。本業務知識を理解すれば、顧客業務の本質的理解に繋がるかと。
tech.nikkeibp.co.jp 法律開発2019/05 読了
japan.zdnet.com 業務効率化2019/06 読了
仕事論業務効率化2019/06 読了
- 【読みどころ】①リサーチ設計(計画)を行う(例:上司とレビューポイントの合意形成を行う)②詳しそうな人に情報乞食する③画像検索④Platformとなるサイトを事前に把握しておく。⑤mind「リサーチからどんな示唆を出したいのか、明確にしろ」
- 【感想】mind系の内容と実践的な方法論に関する内容が整理されていて体系性・再現性があると感じました。また、調査って時間があっても足りない。時は金なり。「詳しそうな人に情報乞食する」が効果的というのも改めて理解しました。
No.3 【ヒューマンスキル】スキルアップ・キャリア系
キャリア2019/05 読了
- 大胆に仕事を5パターンに分類しています。自身の仕事が本質的にどこに相当するか意識すると、進路選択に有用と思います。
- ①0から1を作る仕事②1から9まで育てていく仕事③9まで出来たものを10に仕上げる仕事④数字が下がらないように踏ん張る仕事⑤マイナスを0にする仕事
キャリア2019/06 読了
- 【読みどころ】新しい市場で戦っていくためには、一般的に言われる「仕事力や優秀さ」といった要素をある程度前提としながらも、それ以上に「多様な経験や個性」という要素の方が大事なんじゃないかな、と感じます。
- 【感想】タイトルはネタですが笑。熱意と論理のバランスを感じます。プレゼンのプロの方の文章なので、すんなりと読めます。
キャリア2019/05 読了
- 『若い頃の「やりたい」にあまり意味はない』とあるように、若手のころのキャリア選択は「WANT」に拘泥しない方がよい。NEED⇒CAN⇒WANTの優先順位で進路選択すべきと説いています。
- 『やりたいこと至上主義」に捕らわれる必要もありません。最短距離で行くより、寄り道をしたことが、自分の人生に良い影響を与えることもあります。』
スキルビジネス2019/06 読了
- 【読みどころ】「連想」とは1つの物事から何かしら関係性のある別の物事を発想すること。連想法を3パターンに分類し、事例とともに効用を紹介している。①同じような業態特性を持った事象間での「業態連想」、②同じ目的を持った事象間での「目的連想」、③同じような環境に身を置いている事象間での「環境連想」。
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【感想】「連想スキル」は俗に言う「創造性」と私自身理解しており、それは天性の才能ではなく、再現性のある科学的アプローチで向上させることができるという点が示唆に富んでいると思う。また、私は下記の通り、スティーブ・ジョブズのスピーチを連想しました。
創造性は知識と知識を結びつける力によって生み出される
人材キャリア2019/06 読了
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【読みどころ】文部科学省の記載の引用をしており権威付けをしかっりしている記事。
企業はもはや単独領域だけでは競争に勝つことが難しくなっているため。事業・企業・商品としての独自性を発揮したり、課題を複数の視点から解決したりするには、Π型人材が不可欠である。 - 【感想】人材論においては「○○人間が社会では求められる!」と様々な方が(手を変え品を変え)持論を述べてらっしゃりますが、本質的にはテクニカルスキル(専門性)とヒューマンスキルの2要素の組み合わせに過ぎないと思います。覚えやすいイメージしやすいという意味で、「パイ型」と命名するのはいいと思います。また、自身の強みは何か分析し、キャリア設計にも資する記事です。
スキル2019/06 読了
- 【読みどころ】①購買意思決定者≒キーパーソンを見分け適切な提案を迅速に行う②セールスパーソンの【コンピテンシー/営業プロセス/思考の型】の標準化
- 【感想】プロダクトの品質が高いことは前提だと思いますが、セールスのスキルを属人化させず標準化させることが肝かと。特に、思考の型が同じだとコミュニケーションも円滑に行われそう。
スキル2020/02 読了
- 【読みどころ】①お願いではなく、「質問」する ②相手に寄り添い、罪悪感を突く ③ネガティブな表現をひとつ書いたら、ポジティブな表現を2つ書くという“比率”を意識
- 【感想】人を動かす感情にFOG(霧)(:恐怖心(Fear)、義務感(Obligation)、罪悪感(Guilt))があるというのも学びになった。
No.4 その他・教養
思考2019/06 読了
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【読みどころ】豊富な引用から博識ぶりが窺えます。[1]抽象化→[2]概念化→[3]具体化の流れを形式/形態と実質/本質という2軸で説明している点。
「良い彫刻家が人間の胴体を作る時、彼の再現するのは筋肉ばかりではありません。其は筋肉を活動させる生命です」
「われわれが輪郭線を写し出す時は、内に包まれている精神的内容で其を豊富にするのです」「美は性格の中にあるのです。情熱の中にあるのです。美は性格があるからこそ、若しくは情熱が裏から見えて来るからこそ存在するのです。肉体は情熱が姿を宿す型(ムーラージ)です」──高村光太郎『ロダンの言葉』より - 【感想】村山昇氏の記事は現代文でも取り上げられるほど著名な方です。どの記事も面白いし、高校生の頃に読んでおけばよかったと思うものばかりですね。
UI/UX2018/12 読了
- 「アートは表現と創造・問いかけ、デザインは問題解決と価値創造」ということが端的にわかる。下記リンクなどもオススメ。
- 【デザインの力で行動が変わる!人々を動かす粋なアイデア9選】 https://creive.me/archives/5645/
https://zakkan-vivi.com/difference-between-art-and-design/zakkan-vivi.com
※↑NotFoundと表示されることがありますが、「zakkan-vivi.com」をクリックすると遷移します。
美術/ART2019/05 読了
- 美術的概念・美術様式を体系的に学べる。全てを読み切るのは大変ですが、ここで得た知識があると美術館とかもより楽しめると思います。
スキル2019/06 読了
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【読みどころ】適切な方法を実践すると「「まあまあ良い」レベルまでなら20時間で到達できる」。「1日約45分を約1ヶ月間続ければOKなレベル」。
方法:①スキルを分解すること②自己修正ができるくらいまで学習すること③練習の妨げとなるものを排除すること④最低でも20時間は練習すること - 【感想】motivation UP!!! 20hガンバロウ!!
文章力2019/02 読了
- 比喩の種類に関して、分かりやすくまとまっています。Twitter力・文章力向上につながるかも。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883758297/episodes/1177354054883758306kakuyomu.jp
数学2019/05 読了
- 4次元とは何か、次元の考え方がよくわかる。導入のドラえもんの記事が面白い。
教養2020/01 読了
- 【読みどころ】お城の分類・構造物・歴史・鑑賞方法等について平易に記載している。
- 【感想】国内旅行に行ったとき城って、まぁ惰性で巡りますけど、城の楽しみ方がわかるコンテンツになっている。知識を得ることで世界が広がるってこういうことだと思います。旅行前に一読したい!
教養2019/07 読了
repository.kulib.kyoto-u.ac.jp
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